特定非営利活動法人を設立しました。
設立認証日 平成18年6月14日 東京都より
設立登記日 平成18年7月12日
法人活動日 平成19年1月 1日より

平成17年10月25日
給水管更生工事用二液型エポキシ樹脂塗料の安全性について

平成15年6月17日
経年により劣化した管更生工事用無溶剤型二液性エポキシ樹脂塗料の安全性について

平成15年2月5日
管更生工事用無溶剤型二液性エポキシ樹脂塗料の安全性について



特定非営利活動法人設立趣旨



平成17年10月25日
給水管更生工事用二液型エポキシ樹脂塗料の安全性について

週刊新潮の10月20日号及び27日号に掲載された「水道が危ない」という記事に関しまして、「給水管更生工事用二液型エポキシ樹脂塗料の安全性について」、日本管更生工業会の見解は下記のとおりです。

給水管更生工事用塗料は、コールタール系エポキシ樹脂とは全く異なる二液型エポキシ樹脂塗料であり、主剤と硬化剤が適正に混合された塗料は、重合反応により高分子化され、エポキシ樹脂硬化物として強固な塗膜となるので、物性的に変化いたしません。従って、その塗膜は公的機関での浸出試験(JWWA K 135およびJWWA G 112)においてアミン類は「検出せず」との結果が出ており、安全と考えています。

なお、給水管更生工事用塗料に使用されている硬化剤は「変性脂肪族ポリアミン」と「変性芳香族ポリアミン」の2種類があります。

「変性芳香族ポリアミン」の原料成分であるMDA(メチレンジアニリン)は、コールタールから抽出されるものではなく、化学的に合成されたものです。

MDAは、文中において発がん性が最も危険視された成分のように記載されていますが、MDAそのものは、IARC(WHOの付属機関である国際がん研究機関)では、グループ2Bに分類されています。

IARC分類(出典:IARCホームページ)

グループ1
発がん性がある
87種
グループ2A
おそらく発がん性がある
63種
グループ2B
発がん性があるかもしれない
232種
グループ3
発がん性を分類できない
496種
グループ4
おそらく発がん性がない
1種

* グループ2Bには、コーヒー、漬物等も分類されています。


平成15年6月17日
経年により劣化した管更生工事用無溶剤型二液性エポキシ樹脂塗料の安全性について

管更生工事用無溶剤型二液性エポキシ樹脂塗料で管更生ライニング施工後、10年以上経年した給水管の塗膜の極表層に白化、粉状化等の劣化現象がみられる場合があり、この劣化現象の原因は、白化等の状況からみて水道水の塩素の影響によるものと想定できます。
このような経年による劣化した管更生工事用無溶剤型二液性エポキシ樹脂塗料の安全性を確認するために水道水中の塩素による劣化を想定し、促進試験により強制的に塗膜表面を劣化させたものをテストピースとして水質試験を行いました。

なお、劣化促進試験の条件は塗膜表面が充分に劣化すると判断できた“40℃で1000PPmの次亜塩素酸ナトリウム水溶液中に14日間浸漬”とし、水質試験の項目としては、水道水の基準である厚生労働省(旧厚生省令15号)43項目およびそれ以外で可能性のある4項目(ヒドラジン、アクリル酸、残留塩素の減量およびビスフェノールA)としました。
以上の条件で、現在、管更生ライニング工事に使用されています当工業会塗料メーカーの二液型エポキシ樹脂塗料について、公的機関にて水質試験を行いました。

得られた試験結果は、すべての試験項目で規格値に合格するかまたは検出限界以下であり、たとえ塗膜が劣化していても水質に影響を与えないことが確認できました。
また、当工業会塗料メーカーの塗料(硬化物)の組成は下表のとおりです。

当工業会塗料メーカーの塗料
(硬化物)重量%
一 般 名
エポキシ樹脂硬化物
60〜70
着 色 顔 料
5〜20
酸化チタン
酸化鉄銅フタロシアニン
体 質 顔 料
10〜30
タルク
炭酸カルシウム
硫酸バリウム
添加剤
0.1〜1.0
シリカ

この中でエポキシ樹脂硬化物は不溶不融の高分子化合物で経口摂取しても生体蓄積性が低く体内から速やかに排泄されます。その他の着色顔料以下の中にも毒性が問題となるようなものはありません。塗膜表面の粉状化物が離脱し水に混ざるのは高圧洗浄時等の強い力が加わったときだけと考えられますが、万が一通常の使用時にこれらの劣化塗膜表面の粉状化物が微量水に混ざり、それを経口摂取したとしても健康に悪影響を及ぼすことはありません。

平成15年2月5日
管更生工事用無溶剤型二液性エポキシ樹脂塗料の安全性について

2月7日号の週刊朝日に「マンション水道水から環境ホルモン」の見出しで記事が載りました。昨年11月のマンション管理新聞に引き続き建物給水管の更生ライニングの水道水に塗料から環境ホルモン(内分泌撹乱科学物質)ビスフェノールA(以下BPA)が溶出しているのではないか?との疑惑による不安が広がっておりますが、以前にも見解書を出しましたとおり問題はありません。また、ビール、清涼飲料水等の缶塗料についても安全性が確認され、現在も多用されています。

エポキシ樹脂はBPAとエピクロルヒドリンとの化合物で未反応のBPAが極微量(数PPm以下:100万分の1)残留しますが、硬化剤と反応して三次元網目構造の硬化物(硬化塗膜)となり残留BPAは殆ど硬化物中に閉じ込められます。工業会の塗料メーカーにおける現行の試験方法による溶出試験(検出限界0.0005mg/L)では検出されておりません。

なお、1999年8月旧厚生省にて「内分泌撹乱物質の水道水からの暴露等に関する調査研究」としてとりまとめた結果が発表され、安全性に問題なしと見解を出されています。このときの調査で管更生用ライニング材の溶出試験結果は0.16μg/Lと報告されています。

現在米国、欧州ともBPAの安全基準は『許容摂取量0.05mg/体重Kg/日』であります。0.16μg/Lは0.00016mg/Lで約300倍以上低い値になり、安全基準を超えるには、50Kgの人が毎日15,625L(1升ビンで8,680本)の水道水を摂取しなければなりません。

現在BPAは各研究機関での確認試験で低用量作用が再現されず、問題がない結果が出ており、上記安全基準が承認されています。


特定非営利活動法人 日本管更生工業会/Japan Pipe Lining Industrial Association
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